【ラオスの国家資格⁈】世界遺産の町ルアンパバーンで”象使い”になったら人生得した!

どーも!みづき(@EMmiZooki)です!

 

みなさん!

「象使い」という資格をご存知でしょうか?!

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「なんじゃそれ!」「いやそんな資格ないやろw」という初耳な方や、

 

「なんかイッテQでイモトがラオスで取ってた資格⁈」と、ピンとくる人もいれば、

 

「みづきが取ってた変な資格やろw」と、僕を白い目で見ている知り合いもいるでしょう。

 

 

なんと1日で取得できる「象使い」!

 

今回は、そんな知られざる資格「象使い」についてお話します!

 

「象使い」って意外と役に立っちゃう。

 

 ラオスの国家資格⁈「象使い」とは?

「大学生だから将来的に役に立ちそうな資格の1つや2つくらい取得しとくか。」

だって学生の本分は勉強!なはず。

 

資格について調べたり、資格の勉強をしたりしている人もいることでしょう。

 

僕自身も、経済学部だから無難に簿記でも取ろうか。いや、宅地建物取引士も人気の資格だし、、、いやいや、ファイナンシャルプランナーもなんかおしゃれ!

 

と資格をいろいろと調べていました。しかし、「なんかどれも面倒くさそうだなー。」と思っていると、出会っちゃった♡

 

 

 

 

 

 

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「象使い」に!!!

 

 最初は「?」でした。めっちゃ気になりました。めっちゃ調べました。

 

どうやら、

ラオスにある世界遺産の町ルアンパバーンで象を扱うことができる”象使い”という国家資格が取得できる」

らしい。

 

ただ、この情報は個人のブログから得た情報のみ。

Wikipediaにも「象使い」の情報が載っていない。あのWikipediaに載ってない。

 

おそらくアジアにある国というくらいの知識しかないラオスの、

イギリスの人気旅行雑誌で満足度の高い観光地ランキングで第1位にも選ばれたことがある世界遺産の街ルアンパバーンで、

聞いたこともないめっちゃユニークな国家資格「象使い」になる。

 

ということを想像しただけで、

ゾクゾクワクワクドキドキするじゃないですか。

まじエクスタシーじゃないですか。

すると、私の右手が勝手にラオス行きの航空券をポチってましたね。こら、右手♡

 

 「象使い」になるため1人ラオスへ!

 

「…やばっ!!!」

 

航空券をポチってはみたはものの、

 

まずラオスどこ!!!

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 ここです。タイの上、ベトナムの左。

ラオスは東南アジアの内陸国で、「東南アジア最後の桃源郷」とも呼ばれているそうです。

 

 

金ねえ!!!

 

航空券代含めて旅費込み込みで約7万。クレジットカードも一応持って行くことにしました。

 

 

何を持って行けばいい?!

 

調べてみるといろいろと役に立つサイトがあって助かりました。

 

こんな感じで次々に浮かび上がる問題を一つ一つ解決していきました。

 

実はこれが初の海外1人旅!

 

念には念を、

ペットボトルの水を詰め、虫除けスプレーを装備し、もし万が一お腹が空いたとき用のカップラーメンも持って行くことにしました。準備万端。

 

出発当日  

日帰りスキーから帰ってきた翌日にラオスへ飛び立つ

というアホみたいなスケジュールを組んでしまっていたので

 

体はヘトヘト。でも、頭はワクワク!!!あそこはビn

 

航空券を受付の中国人スタッフに見せて、

ルアンパバーンに行きたいです!」というと、

 

「どこやねん、それ、聞いたことあらへんわ」的な顔が僕を不安にさせました。

 

 

いまからラオスルアンパバーンに行くのかと。

 

 

そこからながーいながーいお空の旅を満喫し、ラオスの地に降り立ちました。

旅人を魅了する世界遺産の町「ルアンパバーン

走ったらそのまま行けちゃうんじゃね?

というくらい簡素な入国審査場で入国審査を受けた後、ようやく到着しました…

 

ルアンパバーン!!!

 

タクシーチックな乗り物でルアンパバーンの中心地へ。

 

ルアンパバーンの町並みは、

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手付かずの美しい自然に囲まれ、歴史ある寺院の数々をはじめとする東南アジアらしい風景と、植民地時代の名残であるフランス様式の建物が独特の景観をつくりだしていました。

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東南アジアならではののんびりとした風情があり、どこかゆっくりとした時間が流れていました。

 

人気な理由も納得です!

いざ「象使い」に!

中心地から車に揺られること約1時間。

象使いの修行を受ける小さな村

「エレファントヴィレッジ」に到着しました!

 

 早速、象の上の台座に乗って周辺を一周!

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いつもよりちょっと高めの視線で、いつもとはちがうラオスの広大な自然に触れ、日常では味わえない非日常の刺激を体感しました!

 

 

次に エサやり!

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象の足を伝ってひょいっと上に乗り、頭の上からエサの竹をあげました! 

 

象の鼻めっちゃ器用。

 

「いや、手か!」ってくらい巧みに鼻で竹を口まで運びます。

 

「もっと食べさせろ!」と主張するかのように鼻をひくひくさせます。カワイイ。

 

続いて、語学研修!

 

象語を勉強します。

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親切に日本語まで書いてありました!

 

「ホントにこれで言うことを聞いてくれるのかよw」と半信半疑ながらも、研修を受けてる全員が発音よく象語を言えるまで反復します。

 

「パイ!」

 

 

 

パイ!パイ!パイ!」

 

 

「ブーン!ブーン!ヤヤ!」

 

と全員で発音してる空間がすげーカオス。

 

ようやく、1人で象を操ることに! 

エサもあげた。象語も学んだ。ようやく象使いになる時が来た。

 

象のチクチク頭のうえに乗っかり、象の大きな耳の裏に足を伸ばし、1人で象を操らせていただくことに!

 

先ほど学んだ象語を発すると、想像以上に言うことを聴いていただける!

 

右に左に動いてくださる!  

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しっかり水をかけてくださる!

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 象と心でつながってました。多分。

 

「象使い」の修行を一通り終え、泊まっていたゲストハウスに戻り「象使い」の資格を取得!

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ダダーン!!!

 

象使いの雰囲気が顔からプンプン出てる。臭いくらいに漏れ出てる。

 

 ただ、今日から俺は!象使いだ!」という強い自覚が芽生え、象使いを名乗る責任が重くのしかかり、その夜、一睡もできませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

なんてことは無く、「やったー!象使いだ!やったやったー!うえーい」とテンションMAXでラオスで出会った学生と盛り上がり、熱が冷めるといびきかいて寝ました。

 

「象使い」の資格っていつ使うの…?

 

 

 実は…

 

 

「象使い」は国家資格ではありません。

 

ラオスに象使いの公的資格はなく、ツアー終了後に発行される”ライセンス”は、各ツアー催行会社が独自に発行する”終了証”です。

 

そりゃそーですわな。1日で国家資格が取得できる訳がないですわな。

 

しかし!!!

 

取得したこと学んだことはたくさんありました。

 

『”象使い”という肩書』

なんといっても自己紹介に困らない!もはや「こんにちは!象使いです!」だけでいい!

 

履歴書の資格の欄にも、

 

普通自動車、象使い」

 なんて書けちゃう。これは面接官の興味を引けちゃう。

 

「車にも象にも乗れます。」

「象で困ったことがあれば何でもしますよ。」

は鉄板ネタ。

 

キャッチーな肩書から話を広げることもできます。象使いになろうと思った経緯、体験談、そこから学んだこと、想いetc

 

「アホみたいな肩書を持ってるバカっぽい学生がなんかそれらしいこと言ってる…!採用!!!」なんてこともあった気がします。

 

『”象使い”という資格発行ビジネスの上手さ』

「象使い!国家資格?!すげ!面白そう!取ろう!行こう!」

という僕みたいな学生をターゲットにした上手いビジネス形態だなと思いました。

 

「象使い取得ツアー」の相場は1人当たり¥6000-10000

 

「象に乗って資格まで発行してくれるんだから妥当だろ」

と一見そう思えるかもしれませんが、

 

このツアーにかかる経緯は、資格の紙代、村まで向かうガソリン代くらい。

 

この象使い取得ツアーを催行している会社なり団体なり個人は、象乗り体験ができる場とそれに興味をもつ客を繋いでいる仲介業者がほとんどでしょう。

 

ただそれだとタイでも象乗り体験ができるし、ラオスよりもタイの方が行き易いし、トムヤムクンなどタイ料理も有名だし、タイに行けばいいことになっちゃいます。ラオスで象乗り体験をする必要性が薄れてしまいます。

 

だからこそ差別化を図って、”資格”を発行することで『”象使い”の資格が取得できる』という付加価値を加えているんだと思います。

 

賢いな~と感心です。そりゃ資格取れるんだったら行ってみたくもなりますよね

 

まぁ実際に「象使い」の資格が役に立つことはないでしょう。 が、話のネタになるという意味では大いに役に立ってくれそうです!

 

まとめだ!

 世界遺産の町ルアンパバーンで「象使い」になった話はいかがでしたでしょうか?

 

『”象使い”は国家資格じゃないのか…残念!』

『ざまぁwww』

 

といろいろ意見はあるでしょう。ただ国家資格じゃなくても、象使いになることで得られたものはたくさんありました!

 

面接じゃ絶対に落ちないし、旅つながりや象使いつながりの友達もできました。

 

ラオスでは他にもいろんなことを経験しましたが、それはまたの機会に書こうと思います!

 

 

 

ふと、象使いになりたいと思い、

ぱーっと、一人ラオスへ。

ちょー未知過ぎて無知すぎて、

テンパった旅はよかったです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!